STORY
「大好きな家族には、
いつかカミングアウトしたいと
ずっと思ってた。」
新宿二丁目ゲイバー「九州男」の店主、
かつきママのカミングアウト・ストーリー。
自分らしく生きるために、故郷を離れた20代。
それから10年後、両親に「ゲイ」であることを
カミングアウトしたあの日から、
「家族、今がいちばん仲がいい」という現在に
至るまで、どんな対話があったのか?
故郷の沖縄県那覇市を巡りながら、
カミングアウトした当時を振り返り、
家族・友人と、今だから言える気持ちを語り合う、
ドキュメンタリー作品。
カミングアウトは一方通行なものではなく対話(映画ライター・よしひろまさみち)
カミングアウトは一方通行なものではなく対話。そこで意外と見過ごされがちなのは、カミングアウト「する」こと、「される」ことの差異。これが伝えることに成功したかつきママの里帰りで浮き彫りに。両者の思いが、軽やかに温かく映し出された傑出作。
本当の自分と愛する人たちを取り戻す姿に、画面ごしにハグをしたくなった(女装パフォーマー・ブルボンヌ)
新宿2丁目の名店を切り盛りする陽気なかつきママ。そんな彼でもゲイは「なんくるない」ことじゃなかった。一度は逃げた沖縄の自然の中で、本当の自分と愛する人たちを取り戻す姿に、画面ごしにハグをしたくなった。